未島夏

海辺の映画館―キネマの玉手箱の未島夏のレビュー・感想・評価

4.3
幕が下りるのは、人生が先か、この映画が先か。

この映画の幕を下ろす、そのための命だ。



あの頃、たくさんの人たちが為す術もなく、救えなかった命。

その命と全く同じ魂を持つたくさんの命が、今私たちの目の前にもある。

この映画を観てそう気づかされた瞬間、今が「戦前」であると確信した。

今度こそ救わなければいけない。
未島夏

未島夏