彼女は一度も失敗せず…ってポスターに書いてあるし史実もそうなのよ
ありえないような本当の話だからこその安心感が良くも悪くも…
ハリエット・タブマン、この方の功績は素晴らしいです
何年にも渡り数百人もの奴隷を失敗せずに救出し、晩年は女性の参政権運動でも精力的に活動しました
ドル札の肖像に選ばれるのも納得であり、歴史上最も偉大な人物の一人であることは疑いようがありません
この映画は、とにかくそのヒロイズムをこそ描くことに徹したね
自由か、死か
これはアフリカン・アメリカンへの差別に対する究極の主張で、様々な物語で語られているような気がします
ブラックパンサーでもキルモンガーが同じようなニュアンスの言葉を放っていましたね
そのぐらい、弱者は命をかけて渇望する
そんな彼らに胸を熱くしないわけがない
ハリエットの原動力は、 愛と自由
これだけを胸に神を信じ行動してきた彼女の歴史の映画
ならば、正直もっと凄い映画を観れたかもしれないというのは言っちゃダメか？
なんだろう、自由黒人についてや、彼らのルーツに直接訴えかける音楽など興味深いピースで構成されてるし、間違いなくBLMストリームでも重要なポジションの作品なんだけど
ちょっと門戸が開かれすぎというか
いや、彼女たちが頻繁に見せる背中の傷や白人の非情さなど、真面目なんだよ
真面目なんだけど、ヒーロー映画色が少し強すぎると思ってしまった
どういうテンションなの？と決定的に思わざるを得なかったシーンが一個ありまして
フィラデルフィアで元奴隷を匿う活動をしているスティルがビックリして椅子から転げ落ちるシーンがあるんですよ
どういう気持ちになればいいんだよ！！笑
貸し出し奴隷についてとかとても勉強になるし、主題歌のStand Upは名曲で力強いんだけども、俺はもっとドスンとくる超重くるしい、それこそマルコムX並みの大作でハリエットの生涯を観たい！！！！ごめんなさい！！！！！！
今やってんだから観るべきなのは間違いないですし、差別はよくないですし、いい映画なのも間違いないです！！！！
そのうえで！！！！！もっとできたはずだよと！！！！言っているだけなんです！！！！！！
