いつぶりかの映画館観賞。
特別上映のジブリ映画も観たい気もしたけど、久々の劇場観賞はあえて少々重めな話がよかろうと選択してみました。
アカデミー賞でのシンシア・エリボのパフォーマンスは迫力あったけども、ミュージカルのり強めの演出だとちょっと好みと違うんだよなぁ…などと思ってたら、ど頭からゴスペルじゃん w
とはいえ、要所で歌いはしますけども、それはミュージカル的な演出というよりは、奴隷黒人によるある種の合言葉というか暗号的な意味合いでの使い方なので、違和感は無かったです。
そこは置いといて…脚本・演出は、黒人奴隷開放、しかも実在の人物を描いた作品にしては随分とあっさりしてますね。
ことさらに残酷な虐待描写を期待するわけではないですけど、このテーマを描いた他作品に比べると、リアリティや緊迫感、開放感、カタルシスはだいぶ低めです。
あと、個人的には宗教色が強すぎるのも、いまいち感情移入できない要素だったかな。
実際に凄まじい意思と勇気、行動力で困難を乗り越えてきた彼女の偉業が、神のお導きであれよあれよと進んでいってしまうのでは、なんだかちょっともったいないというか、それでいいのか？？と思っちゃいました。
まぁ、私が無宗教なせいかもしれないですけどね。。。
