はぐれ者のジャーナリストのエディ・ブロックには宇宙からやってきた寄生生物ヴェノムが取り憑いている。ヴェノムは地球の生活に馴染み、時には喧嘩しながらエディと楽しく暮らしている。そんなある日、エディはシリアル・キラーのクレタス・キャサディに取材者として指名を受ける。この出会いをきっかけにカーネイジ（大殺戮）の幕が開けるのだった…。前作から時間が経ちエディとヴェノムの共生関係が日常になった所から始まる。本来、ヴェノムは高い戦闘能力で人間を食す習性を持つ凶悪なモンスター。しかし、エディは何も臆せずにずけずけ話す。口が悪いながらも根は素直で人の良いヴェノム。2人の関係性、生活はユーモアに溢れて楽しい。一方、今回のヴィランのカーネイジは凶悪そのものだ。デザインはヴェノムに似ていながらも禍々しさに溢れていて悪の魅力がある。エディ&ヴェノム対カーネイジ。ダイナミックなアクションを通じて描かれるぶつかり合いはさながら怪獣映画のような迫力があった。ストーリーも対決に焦点を当てていくシンプルな作りになってのが良いと思った。変則的ながらバディムービーの楽しさのある作品で楽しめた。
