まちゃん

ゴーストバスターズ/フローズン・サマーのまちゃんのレビュー・感想・評価

3.7
前作では成り行きでゴーストバスターをしたスペングラー一家。しかし、今作は舞台をニューヨークに移し、冒頭からしっかり「ゴーストバスターズ」をしている。前作からの登場人物はもちろん「アフターライフ」のみの特別ゲストと思われた旧ゴーストバスターズの面々も普通に登場してシリーズとしての安定感を増している。15歳になった主人公・フィービー。天職と感じていたゴーストバスターズの仕事を子供だという理由で外されて一人拗ねてしまう。そこへ出会ったゴーストの少女メロディとの出会い。疎外感から始まった関係が大きな問題を引き起こす。もう子供ではないという本人の意識とまだ子供という周りの意識のズレ。10代が共感出来るテーマを含み、現代の観客に向けて作る意識が嬉しい。もちろんオールドファンへの目配りも忘れていない。初代「ゴーストバスターズ」でお馴染みの消防署を本部に数々の小ネタ。旧作をもう一度観直したくなった。古代の破壊神というヴィランの設定もシリーズの定番。強大な敵を相手に新旧ゴーストバスターズが協力して立ち向かう展開は熱い。良い意味で娯楽以外に何も入っていない作品で好感。続編希望。
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