ラーチャえだまめ

シン・ウルトラマンのラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
5.0
『そんなに庵野さんの舎弟になりたかったのか、樋口監督。』





「その人が履いてるパンティの面積と自信の大きさは反比例する」私の好きな言葉です、お久ブリーフどーもどーもラーチャえだまめです。


……いいですか皆さん脚本・総監修“は”庵野さんですよ!!ココ試験に出ないですよ〜!そう今回“監督ではない”庵野秀明。う〜んこればかりがずっとずーっと引っかかっておりました。今回の監督は樋口真嗣。いやーこの人はすごいですよ。現時点での日本特撮映画界の使徒的存在と言っても過言ではない「ガメラ3」の京都大決戦を見たあと実際の京都駅に行って天井を見上げて「あ、このサイズなら確かに2体入るな」と納得した私が言うんですよ!?(意味不明)“特撮監督”としてはこれ以上ない人物。いやこれが“監督”となるとですね……「日本沈没」「隠し砦の三悪人」「進撃の巨人」(「ローレライ」は!?「ローレライ」は良かったやん!?)失礼ながら途端に心細いと言うかちょっと心配になってしまう。だから今作も不安だったんですよねー。


え、だって主題歌をあの国民的アーティスト米酢、あいや米津玄師が歌っているんですよ!?米津色に染まるウルトラマンなど誰が想像しただろう!?とりあえず「シン・ゴジラ」が楽しめた人は全くもってノープロブレム。熱狂的ウルトラファンならばもっとノープロブレム、いや特撮を愛する方なら断ることなくノープロブレム??


え、なんですか西島秀俊から「昨日何食べた?」あー庵野秀明の丸焼き……てなくらい臭!草!!KUSA!!!くっさぁあああああああ!!!!な樋口監督から漂う「クドすぎる庵野秀明臭」クサあああああああー!!!???いやーちょっと想像以上でしたね。てっきり庵野さん「シン・仮面ライダー」の撮影で今作にはそこまで携わっていな、、、、“影響力”を与えていないと思っておりました。しかしいざ蓋を開けてみれば、あ今のは庵野さんやったな、あこのシーン庵野さん好きなヤツ、あこれ庵野さんお得意の……てワーイジャパニーズぴぃーぽぉー!?どんだけ庵野なんだよ!?庵野の二乗だよおおお!?専門用語の早口言葉オンパレードで何言ってんだか終始よくわからない会話は完全に「シンゴジ」のそれを模しているし(なんなら劇中BGMの流用してるし)“ウルトラマンになる男”インディードの人……斎藤工演じる神永「シンジ」くんは「僕はウルトラマンになりません…!!」なんてことも言わない聞き分けがいい好青年で長澤まさみはこれまた完全に「アンタバカァ〜?」なアスカ・ラングレイ過ぎるケツケツ星人だしオリジンから登場怪獣や“外星人”なる異星人は完全に“庵野さんが好きなヤツだけ出せればヨロシ”な趣味趣向で偏りが激しいし他にも庵野さんの過去作との類似点を挙げればキリがない迫りくる“シン”ワールド、いや“庵野秀明の世界”……いや日本有形文化遺産“特撮”の「庵野私物化計画」がスクリーンに広がっておりました…??


というか庵野さんと樋口さんの関係性は言わばゴリゴリの「上司と部下」なのは業界では有名な話(「シンゴジ」でも樋口さんは庵野さんから何度もパワ◯ラを受け泣かされていた模様…)で、今回監督の座を譲り受けた樋口監督でありますが、「総監修」って用は社長の上の会長みたいなもんでしょ?つまり何が言いたいかと言うと、この映画は紛れもなくマツジュンもひっくり返せない



「99%庵野秀明の映画」



なのです。そもそも「シン」のタイトルつけてる段階で「シン・エヴァ」「シン・ゴジラ」のファン=庵野ファンであって、だから「庵野秀明の映画」を欲しているわけじゃあないですか!?また言い方悪いけど「樋口監督」ではなくて「樋口特撮監督」の映画が観たいわけじゃん??「のぼうの城」で監督から一回「共作」っていう立場になってみて「嗚呼、やっぱりこっちの方がしっくりくるな」ってなったやん!?いや正直に言えよおおお!!!俺が悪者になってやるよ!!もう素直にそう言っちゃえよおおおー!!




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