日本にだけ出現する巨大不明生物【禍威獣(カイジュウ)】そして、その存在が日常となった日本。その対応を担う通称【禍特対(カトクタイ)】のピンチに突如銀色の巨人が現れた———庵野秀明脚本作品。
ウルトラマンも特撮も詳しくないけど良くも悪くも『特撮映画』の範疇に収まってる映画だと思う。「シン・ゴジラ」みたいな社会派や批判性を期待して見た人は首を捻ってそう😂
それぐらい社会派より特撮愛の方が我慢できずに色濃く出過ぎちゃってるのがかわいくて好き🥰
CGの安っぽさなんて絶対敢えてだし、そんなものより変なアングルやこの噴き上がるような土煙りを見てくれっ！ていうこだわりが画面からビシバシ伝わってくるよう。
ここは素直に受け取めて「あそこの砂塵…いいよね」「いい…」みたいなプロっぽい(?)会話を好きな人同士伏せ目がちにするのが楽しそうw
それに小難しい官僚会話に加えてSF的よくわからん用語も飛び出してすこし眠くなるけど、聞いてるだけでちょっと大人に近付いたような気持ちになれて童心に返れるから楽しい😆
より深く理解したいマニアックな人は字幕付きで見てみるのもおすすめ。これこそ劇場では出来ないサブスクの利点だと思う。
ただ1本の映画としてのまとまりのなさは気になっちゃう…まるで夜通しテレビシリーズを一気見したかのような疲労感があるし、人間の頑張りが足りな過ぎ。圧倒的熱血不足でクライマックスが盛り上がらな過ぎ…特撮がこういうものなら仕方ないけど🥺
賛否ある長澤まさみさんへのセクハラ行為も見る人によっては不快感に繋がりそう…
その点も含めてかなり人を選ぶ映画。「シン〇〇」シリーズの人気が下降したころこっそり公開すればよかったのにw
