うみんちゅ

マリッジ・ストーリーのうみんちゅのレビュー・感想・評価

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)
4.0
学生の時、ニューヨークに行った。旅行っていう名目で海外に行ったのはアメリカが初めてやった。大学4回生の秋くらいに友達2人と。なんでニューヨークに行こうかと思ったのは、やっぱり映画の影響が強い。ナイトミュージアムとかホームアローン2とかレオンとか数え切られへん数の映画で使用されてたりモデルになってる場所に行ったことないってのが自分の中で気に食わんかったから。2日しか滞在はできひんかったから全然充実はしてないんやけど。JFK国際空港に着いて、イエローキャブを見た瞬間ニヤニヤが止まらんかった。そっからホテル着いて歩いてTimes Square行ってニヤニヤが止まらんかった。その日はWolfgangのめちゃくちゃでかいステーキ食ってニヤニヤが止まらんかった。夜は各自のお土産とか買うために歩いた。自分が主人公になったかのような感覚をあの場所では感じられた。2日目の朝から有名なバカでかいパンケーキ食うて、American Museum of Natural History行って、Central Park歩いて、5th AvenueのTiffany行って、MOMAでゴッホの絵見て、Supreme行きたかったけど結局入られへんくて、んで最後に自由の女神見えるとこ行って、またTimes Square帰ってきてニヤニヤが止まらんかった。まじで全部が新鮮で、興奮させられて、世界の中心におるなって思った。ワールドトレードセンター跡地とか、ブロードウェイとか、マディソンスクエアガーデンとか、ブルックリン側とかも行けてないとこばっかりやからまた行かないとあかんのは決まってる。でもやっぱり最大の夢なのは、大晦日にカウントダウンをTimes Squareですることかな。

アカデミー賞の時に知って、はよ観ないとと思ってたから。スカヨハを他の映画で見たらナターシャとのGapでやられてまう。若干昔っぽい映像なのは、技法なんかな。離婚の最初って、まずお互いを思い出すことから始めさすんやな。家の中が作られてるはずやのに、作られてない感じ出てて好き。窓からの風景で一瞬でロサンゼルスって分からせてきよった。モノポリーは子供の頃従兄弟の家でよーーやってたからめちゃくちゃ懐かしい。外から見たらめちゃくちゃいい関係なんやけどな〜。不倫してたチャーリーは不利やから争いとかは避けたいんやな。お互いがめちゃくちゃ嫌いとかの場合の方がこーゆーのってやりやすいんやな。窓からの景色で今どこか分からせてきよる。てか州によって法律ちゃうからややこしそう。片側が会った弁護士には弁護してもらわれへんとかあんの。こーゆー時の子供の意見ってめちゃくちゃどストレート。仕事やからしゃーないけど、弁護士同士の話は互いをめちゃくちゃ誇張して貶してる感が強まるな。こーやって爆発するから弁護士立てなあかんってことなんやろうけど、いろいろうまいこといかんもんやな。たまに出る夫婦やからこそわかるものとか、この年齢への子供への向き合い方とか、今の自分にはわからんことやけど、すごいリアルな描かれ方されてたんやろな。あの手紙は、チャーリーにとってめちゃくちゃ染み渡るよな。最初にあの手紙を読んでたらまた結果は変わったんかな。結婚してからこの映画を観るのと、結婚する前に観るのとでは捉え方とか共感部分が全然変わるやろう。何よりも、この物語のタイトルをMarriage storyにしたことはものすごい表現の仕方やなって思った。

「結婚という名の物語の最後」
おやすミッフィーちゃん。この後また次の作品でお会いしましょう、アディオス。
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