【平凡なシーンは面白い】
切り取られた33のシーンは、それぞれが人間の日々の生活の中にある喜怒哀楽に溢れており、改めて、我々は、忙しく感情を入れ替えて生きているということに気付かされる。
私たちは皆、心の何処かで自分の人生が特別なものであって欲しいと願うが、実際の人生は平凡な日々の連続に過ぎない。
しかし、平凡な日々の中でも、人間は豊かに生きていくことが出来る。
それは、私たちの持っている感情が、人生に旋律と色彩を与えてくれるからである。
ご存知のように、我々ホモサピエンスは涙を流す。
悲しいときも、嬉しいときも、そして心を揺さぶられた時も。