みきわめとおる

郵便配達は二度ベルを鳴らすのみきわめとおるのレビュー・感想・評価

4.0
我が映画鑑賞の父、淀川長治さんが愛してやまなかったルキノヴィスコンティ。
両者に共通していたのは、「ゴッホより〜
普通に〜ラッセンが好き〜」
いや、もとい、「女性より〜普通に〜男性が好き〜」だったこと。
ヴィスコンティが
バイセクシャルであることは、このデビュー作でも主人公と、旅芸人の男の関係性でハッキリ表現者として、カミングアウトしているように見える。
にしても、「この郵便配達は二度ベルを鳴らす」というジェームズMケインの小説は、映画監督達のクリエイター魂をさぞ刺激するのであろう。
1939年フランス、1943年イタリア本作、
1946年アメリカ、1981年アメリカ(今作は、ジャックニコルソンとジェシカラングの共演)と4度も製作されている。

映画監督は「郵便配達は二度ベルを鳴らす」を四度作る。