ドラえもんは猫型ロボット

仮面病棟のドラえもんは猫型ロボットのレビュー・感想・評価

仮面病棟(2020年製作の映画)
4.0
『仮面病棟』
タイトルがダブルミーニングになっているのね、納得。

原作は未読。
ピエロのマスクを被った強盗犯に、病院ごと軟禁された当直医の一夜の出来事を描くミステリ映画。

面白かった。

察しが良くなくても、物語の犯人は誰かすぐに分かると思う。
それでも、冒頭から伏線張りまくりの映像をポンポン挿入したり、謎めいた院内の奇妙な雰囲気を事ある毎に演出したりと、(少しくどくはあるが)楽しめる作り込みをしているので、観ていて飽きなかった。

タイトルの『仮面病棟』の意味も、①犯人の被るピエロの仮面②ある人物が被った偽りの仮面と、ダブルミーニングになっていて、良かった。

永野芽郁さんの可愛さ、高嶋政伸さんの癖の強い演技と、内田理央さんの幸薄い役柄にも満足できる一本。
※主人公・速水の恋人洋子役を演じた藤本泉さんが、凄く可愛かった。

ただ、映画でなくても、2時間ドラマでも良かったかな……。