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リチャード・ジュエルのskywalker14のレビュー・感想・評価

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)
4.5

役者としてあれだけ成功していながら監督としても素晴らしいのってイーストウッドくらいしか浮かばないよね!でお馴染みのイーストウッド、の得意の実話に基づく新作。

イーストウッドの新作というだけで映画館に足を運ぶことに一切の躊躇は無い。ちなみに私はグラントリノから全て足を運んでいる。(なんの自慢にもならない)

本作はアトランタオリンピックのテロに警備員として迅速な対応をして多くの命を救ったリチャードジュエルの物語。

イーストウッド作品の中でも良作でした。とても良かったです。

出過ぎた行動が目に余るし、普通にヤバめの人ではあるけどピュアに人を助けたい。それをミッションステートメントに掲げる
リチャード。

ヒーローになるはずが国家権力とメディアによって袋叩きにされてしまうことに。

味のあるキャラクターが多く入り込めたんでさっくり観れましたね。特にワトソン良かった。

このタイミングで20年以上前に起きた事件を映画化したのは何故か考えましたが、多分本作は周りに左右されずに自分で物事の本質を見抜く力が現代社会だからこそ必要なんだって事を教えてくれたような気がします。 多分、、、

件の不倫騒動とかも、勿論悪いですけどあんなに徹底的に叩いても何の意味もないですもんね。数字が手っ取り早く取れるからでしょうけどあんなクソみたいなニュースよりも他に報道すべき事がたくさんあるだろうにと、、これはタイラーダーデンも言ってましたね。

映画の感想もそうですよね。周りの評価や評論家の意見、ロッテントマトやフィルマークスの評価には関わらず自分の意見や解釈や感想を持てると良いですよね。(ちなみに私は激甘で批評は基本できない人だけど)

映画って観た人のものだから観た人が解釈すれば良いですもんね。理解はない解釈だけみたいな。

イーストウッドさんには命の限り映画を作り続けて頂きたいですね。
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