がんがん

ラーヤと龍の王国のがんがんのレビュー・感想・評価

ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)
3.5
ここで一句

マリトッツォ
嗚呼、食べたいな
マリトッツォ

コンビニで売り出してるってほんまですか?!まだセブイレとかで見かけないのですが…やたらお洒落なカフェとかパン屋とかだけじゃなくて、早くお手軽にマリトッツォさせて欲しい…

はい、全然関係ない話終わり。



ラーヤようやく観ました。

これかなりオークワフィナがワフィナしてました。めちゃめちゃオークワフィナを楽しめます。というかワフィナそのまま出てるやんレベル。

SW8のローズも主人公の声をしてますが、かなり上手いです。斬魄刀 蛇尾丸をかっこよく使いこなしてました。

というか、悪い予感はしない→悪い予感がする。砂漠の街→タトゥイーン。トゥクトゥク→BB8、とSWセルフオマージュがかなりありましたね。

水の表現が本当に繊細で。水の階段で天高く待っていく龍の姿はかなりの見どころでした。

普通に感動したのですが、やはりモヤモヤが…


信じることを忘れてしまった人々、もともとひとつの国だったのに5つに分断されてしまい、果たして世界をもとに戻すことができるのか?

ってのが本作の主題なのですが、映画館との分断を作ってる張本人であるディズニーが本作のようなテーマの作品を作っても…お前が言うなとしかどうしても思えず。

作品単体としては何も悪くないのですが、どうしてもそんなことが頭にチラついてこの世界観に入り込めませんでした。


作品とクリエイター側の事情、本来なら切り離して捉えるべきなのでしょうが、個人的にはどうしても切り分けられず。

「最も個人的な事は、最もクリエイティブなこと」とポン・ジュノ監督も引用したスコセッシ監督の言葉にもあるように。


ピクサー案件はもうディズニープラスでの配信オンリーが確定のようですし(ソウルフルワールド、あの夏のルカは配信のみ)

ディズニーの傘下に入ってしまったMCUも無事に映画館で観れるのか。東宝はクルエラに続きブラック・ウィドウの上映もどうやら断ってるようですし。

素晴らしい作品を作っているのに、この映画館を排除する経営戦略のせいでどうにもディズニーに対する不信感が拭えない…かといってコンテンツを人質に取られてるのでディズニープラスはやめられない…

本作自体はとても素晴らしいのに、どうしてもモヤモヤが晴れませんでした。
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