ライトノベルの代表格、涼宮ハルヒの憂鬱の映画。
当時観に行った時、劇場までのエレベーターでミリタリーのフル装備の男と鉢合わせた。彼は前傾姿勢のまま、シアターに入って行ったのをよく覚えている笑
なお、私は原作は未読でテレビシリーズは一期二期ともに視聴。あの問題作、エンドレスエイトは一応全部観た笑
いつもの朝、いつものように登校するキョン。鍋パーティーのため準備に追われるSOS団。
次の日、またいつものように登校するキョンだったが、友人の谷口は昨日と違い風邪を引いていた。
違和感があったキョンだが気にせず教室にいくと、自分の後ろの席=ハルヒの席が、朝倉涼子。自分を殺そうとしていた人の席にっていた…
原作でも人気らしいエピソード。そして人気キャラ長門の話だ。
今回の世界は何故か、ハルヒがキョンの高校におらず、小泉のクラスがない。朝比奈さんや鶴屋さんと面識がなく、長門が宇宙人ではなく普通の文学少女になっている!
この文学少女ver長門が、とにかく可愛すぎる!
個人的にはハルヒ推しだったはずの自分が、気付くと長門にキュンキュンするなんて思わなかったぞコラ!
コミュニケーションが苦手で、頬を赤らめ、入部届けを控えめにだし、袖を引っ張る長門にもうキュンキュンしっぱなし!
そして、世界が変わってしまった理由も切ない。
キョン自身が欲していた日常。しかし気が付くとハルヒのいた非日常こそが日常だった。
その非日常を選ぶのか、変わってしまった、欲しかった日常を選ぶのか。
その選択が、そのまま長門の想いとリンクしていて面白く、そして何より胸を打つ。
そうだったのかぁぁぁぁ長門ぉぉぉ!
終わった後に気がついたが2時間40分も時間があったこと。長時間にも関わらず没頭出来る作品は中々ない。
他には長髪ハルヒや、ヤキモチを焼く小泉が見れたりするがそれはお飾り。
長門ファンもそうで無い人も漏れなく、一人の純粋な子の気持ちと一人の男の決意が見れる、良い作品になってると思う。