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涼宮ハルヒの消失の群青のレビュー・感想・評価

涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)
3.3
ライトノベルの代表格、涼宮ハルヒの憂鬱の映画。

当時観に行った時、劇場までのエレベーターでミリタリーのフル装備の男と鉢合わせた。彼は前傾姿勢のまま、シアターに入って行ったのをよく覚えている笑


なお、私は原作は未読でテレビシリーズは一期二期ともに視聴。あの問題作、エンドレスエイトは一応全部観た笑


いつもの朝、いつものように登校するキョン。鍋パーティーのため準備に追われるSOS団。
次の日、またいつものように登校するキョンだったが、友人の谷口は昨日と違い風邪を引いていた。
違和感があったキョンだが気にせず教室にいくと、自分の後ろの席=ハルヒの席が、朝倉涼子。自分を殺そうとしていた人の席にっていた…


原作でも人気らしいエピソード。そして人気キャラ長門の話だ。

今回の世界は何故か、ハルヒがキョンの高校におらず、小泉のクラスがない。朝比奈さんや鶴屋さんと面識がなく、長門が宇宙人ではなく普通の文学少女になっている!

この文学少女ver長門が、とにかく可愛すぎる!

個人的にはハルヒ推しだったはずの自分が、気付くと長門にキュンキュンするなんて思わなかったぞコラ!

コミュニケーションが苦手で、頬を赤らめ、入部届けを控えめにだし、袖を引っ張る長門にもうキュンキュンしっぱなし!


そして、世界が変わってしまった理由も切ない。
キョン自身が欲していた日常。しかし気が付くとハルヒのいた非日常こそが日常だった。

その非日常を選ぶのか、変わってしまった、欲しかった日常を選ぶのか。
その選択が、そのまま長門の想いとリンクしていて面白く、そして何より胸を打つ。
そうだったのかぁぁぁぁ長門ぉぉぉ!


終わった後に気がついたが2時間40分も時間があったこと。長時間にも関わらず没頭出来る作品は中々ない。

他には長髪ハルヒや、ヤキモチを焼く小泉が見れたりするがそれはお飾り。
長門ファンもそうで無い人も漏れなく、一人の純粋な子の気持ちと一人の男の決意が見れる、良い作品になってると思う。
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