まりぃくりすてぃ

第七の封印のまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

第七の封印(1956年製作の映画)
2.0
脚本が弱すぎる。低俗な人間がムリして「神」「死」の主題を扱っても、扱いきれてないから恥をかく。
もっと文学を学んでから脚本書かないとダメだよ。思春期を最後にほとんど読書せずキャメラと演劇ばっかりで生きてきたツケがこういうところに。だってさ、どう考えても、カミュの最高傑作小説『ペスト』(1947年)を大学生とすればこの映画の似た内容は幼稚園児だもん。疫病のこと、神がいるのかいないのか(いるとしたらどう神に対し、いないとしたらどう自力で試練を乗り越えるのか)、死に至る苦痛の受容の問題、元気者の心に去来する善良な思い、、、とかをカミュ読んで学んでからこの映画創ればよかったのにね。
いっそ『ペスト』を映画化させてもらえばよかったのにね。

あと、チェスってつまんなそう。。