伯父ホアキンが、落ち着かない甥っ子ウディ・ノーマンの面倒を見る。ウディはホアキンを試すかのような行動をとって、伯父を困らせる。そのときのウディの動きが良い。例えばレストラン。ご飯を食べずにデザートのアイスを食べようとするウディに、まずヌードルを食べなさいと注意する。ウディはガバッとヌードルを掬ってみせるけど、一筋しか食べずにニヤッと笑う。あれは演出なのだろうか。それとも子役の天然演技？
ウディが離れた場所にいる母親について語るシーンも好き。ステーキをキッチンで立ったまま食べる母親、その奮闘ぶりが最高。ちょっとしか瞬間に登場人物たちが生きていることを感じられて、それがなにより良かった。
モノローグが多めの、いつものマイク・ミルズ。でも良かった。
