秋日和

偶然と想像の秋日和のレビュー・感想・評価

偶然と想像(2021年製作の映画)
4.0
何が映っているだとか、誰が出ているだとか関係なく、濱口竜介の映画はどこか国籍が不透明な気がしていて、この映画を観てもやっぱり同じことを思った。

第一話。
オレンジの服を着る玄里が、撮影モデルの古川琴音にオレンジの帽子を被せたときが一番繋がりを感じた瞬間だったし、目に見えない魔法よりもずっと確かだと思った。
古川琴音は年齢不詳だなと思いながら観ていたので、実際の年齢を知って驚いたけれど、監督も意図してあの白いパーカーを着せていたのだと思う。国籍のみならず、年齢も素性も曖昧で良い。
チェックシャツをタックインしてなおキマる中島歩も良かった。

第二話。
渋川清彦と森郁月の正面切り返しを見て、渋川清彦の衣装はノーカラーの白シャツ以外考えられないと思った。すっきりしていて、それでいてなにかを諦めている感じだった。
この二話の伏線を三話で回収するわけだけど、クレジットのスポンサーの部分を見ておけば良かったと少しだけ後悔している。

第三話。
スチールを見て、ジュリエット・ビノシュだと思い込んでいた人がビノシュではなかった。前日に同窓会に行ってたせいで、ラフな服装に着替えても靴だけはちゃんとした革靴なところがよかった。
羊羹は冷凍できるという事実も知ることができて良かった。
秋日和

秋日和