叔父さんジョニーと甥っ子ジェシーが、距離感を保ちながら寄り添い、自分のことを理解されない孤独を分かち合う。
なんか、誰も悪くないのに、皆誰かを傷つけたいわけじゃないのに、上手くいかないことばかり。人生は難しいな。
ジェシーも全力で親に甘えたい年頃なのに、両親の事情を察して素直に甘えられない。
ジョニーを困らせるように、試すように、自分の気持ちを他の子供を演じることで伝えようとしている。
子供だから不器用ってことじゃなくて、そうすることしか出来ないんじゃないかなって思って胸が詰まった。
どんなに愛していても、親子でもすべてはわからない。
でも、それでいいんだって言えるジェシーは誰よりも両親をしっかり見てるし、そんなジェシーにはぺらぺらの言葉じゃ響かない。
だから自然とジョニーも素直に向き合い、ごまかせなくなって、だんだん二人が対等な友人のような関係になるのがたまらなく愛しいなって思いました。
立場が逆転してジェシーのほうがジョニーをなだめ寝かしつけるシーンが、優しい空間すぎて泣いちゃった。。。
あと、大丈夫じゃなくてもいいんだ!っていうジョニーの叫びが、ジェシーの心を解かすのもめっちゃ好きなシーンでした。
わからないからって諦めたり見放したりせず、言葉で伝えたり、行動で表現したり、それが時に傷つけることがあっても、弱さを見せ合うことに意味があるなって感じた作品でした。
タイトルの意味。
起きると思うことは絶対起きない。
考えもしないようなことが起きる。
だから 先へ進むしかない。
どんどん先へ カモン カモン。