あんがすざろっく

アントマン&ワスプ:クアントマニアのあんがすざろっくのレビュー・感想・評価

4.0
いよいよフェーズ5に突入したMCU。
ここからが正念場だと思っています。
ゴールがまだまだ見えないのだから。

正直フェーズ4だけでは方向性が定まってなかったし、これからどんな展開になるんだろうと、期待する一方で不安も付き纏う訳です。
いよいよというのは、盛り上がってきた気持ちを昇華させるゴールが見えるから言えることですから、もしかしたらここで使うべきではないかも知れません。

ですが、暗中模索の中、新しいフェーズに移行するんですから、いよいよMCUも腰を据えなくちゃいけない、という意味では、間違ってないと思います。

新しいアベンジャーズはどんなメンバー構成になるのか。
ドラマを連発しているMCUですが、手数を広げ過ぎても、今までのファンを繋ぎ止めたり、新しいファン層を獲得するには、求心力は足りない気がします。

そして、ここからはもう後に引けないマルチバースの存在。
これでどこまで話を広げられるか。


MCUの中でも、ファミリー向けのイメージが強いアントマン。
アクションにも遊び心があって、とても楽しい。
そのアントマンの新作です。




量子の世界から戻ってきたスコット・ラング、そしてホープの母ジャネット。
決して語りたがらないが、ジャネットが30年を過ごした量子世界は、あまりにも長く、正に生き残りをかけた年月だった。

世界を救った男、アントマン(クモ男と間違えられ易いが)には、大事な娘キャシーがいて、ホープがいて、ホープの両親が見守ってくれている。
誰もが、幸せな時間を過ごしていた。

ホープの父ハンクの研究から、科学の才能を開花させたキャシーは、量子世界と信号を送り合える装置を開発。
そのことを初めて聞かされたジャネットは、すぐに装置の作動を止めるように促すが…。




現実世界を飛び越え、ついに舞台は量子世界へ。
世界観がスターウォーズだな…。

前作までのコメディタッチは鳴りをひそめ、より家族の絆にフォーカスが絞られています。

キャストは続投、新たなヴィランとして、征服者カーンが登場。
今後一番のキーになるキャラクターだそうです。

そして、今回のサプライズゲスト‼️
今までのMCU作品で、一番嬉しかった😆
今回は吹替で鑑賞したんだけど、やっぱりこの人の吹替は、この声でなくちゃ。

ウー刑事がちょろっと出てるのが笑えました。
それだけにねぇ、ルイスがさ、マイケル・ペーニャが出てないのがさ、すごく寂しかったんですよね😢
今回の話に彼を入れたら、展開がとっ散らかっちゃってたかも知れませんけどね。


正直な話、アントマンでこういう物語をする必要があったのかなぁという気持ちもあります。
前2作のような、もっと小じんまりしてて、楽しい感じを期待していたんだけど。

ですが、映像は確かに凄い。
アベンジャーズも、早くも世代交代が始まったのかな。
それとも、2世代で立ち向かう話になってくるのか。

次は、満を持しての登場、GOTG3。
アントマン本編より、こちらの予告編の方がワクワクしてたのは本音😅

ちなみに。
「クアントマニア」とは何ぞや?と調べたところ、造語なんだそうで、
量子を意味する「クアントゥ」と、「マニア」をくっつけたのだそうです。


MCU 31作目
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