起承転結、ストーリーの面ではやや意図的に端折ったかのような展開がなきにしもあらず、だったけどそれはまぁ大佐からの視点ということで都合よく見えたと理解。
史実よりもギラギラの幻想に生きていた(当人たちにもそう見えていた?)感覚をキャッチーに提示してて流石にバズ・ラーマン。
カントリーとリズム&ブルースが合流したばかりの黎明期ロックンロールって正直一般の現代日本人にはノリにくい(ポピュラーミュージックは直後にビートルズで一回塗り替えられちゃってるし)ってのはジョージ・ルーカスの『アメリカン・グラフィティ』を観て何の郷愁も感じられなかったことで理解しているつもりで。
でもジュリーやヒムロック、プリンスやマイケルを観てエロいパフォーマンスが何たるものかを知ってはいるわけだから、その源泉がココにアリ、という観客の大袈裟なリアクションは必要なものだった。
だからこそ今のラップを流してもglitterなイメージがマッチすれば何の違和感も無く、むしろ嬉しくなった。
正直“ボラプ”のラミ・マレックもフレディに似てるとは思わなかったんだけど、実際当人魅力がどういうものかってとこが伝わってればこういう伝記物でもそこまで似てなくてもいい気がしてきた。
最後にご本人登場でしっかり愛を示してるわけだしね。
あーまたいつかラスベガス行きたいね。
あと『ブレードランナー2049』も観返したい。