グラビティボルト

追跡のグラビティボルトのレビュー・感想・評価

追跡(1947年製作の映画)
4.0
不思議な運命の下に生まれたミッチャムが図らずも愛しの女の周りにいる他の男を殺して回る羽目になってしまい、街のガンマンに追い立てられる西部劇。
終盤の影に追われるようなチェイス、無音のサスペンスが光る。
過去に纏わるシーンがちょっとホラーチックな辺り好きよ。
特に彼が朽ち果てた実家に初めて行く場面は名前のない不気味な墓を見詰めてから雷がなるまでの編集の唐突さが恐ろしい。
後、ヒロインとの初夜の場面は陰影のせいもあるのかどこか館系の怪奇映画のようだ。