フィルマークスでたくさん星がついていたので、それならばとおもい見ることにした。一言で言えば涙活映画。ナレーションが重松作品を醸し出す。
かなり泣きました。
死を遠ざけず、死と共に生きることをテーマに物語が進む。
先日、たまたま家族団欒で、死んだらお墓も仏壇もいらないからね、なんて会話をしていだが、そういうことは残された側が決めることだからあれこれ言わない方がいいんだろうな、なんてことを思いながら見ていた。
健一の努力と父親としてのひたむきな姿があってこそだが、やはり義父義母の優しさが心を打つ。
クライマックスが小学校卒業と言うのは、映画を見る限りはちょっと、ん？という感じだ。大学進学で家を出るとか、成人式をむかえるとか、お嫁にいくとか、普通ならそうだろう。あえてのスカしなのだろうが、スカすほどのなるほど感は無かったかな。原作読んだら絶妙な余韻があるのかもしれないが。。。
國村隼は主役級の役所で安定感抜群の演技。三人の美紀がいずれも好演。名役者揃いの映画でした。
