このレビューはネタバレを含みます
最近タイムラインでよく見かける今作。
非常に痛い作品。
CUBEのようなソリッドシチュエーション(ワンシチュエーション)。
情報がほとんどないので、没入感が凄い。
こういった作品を考察するのは邪道かもしれないが、Curveという人工物(って呼んでいい?)に明らかに人為的に放置された主人公。
両手は血まみれで(犯人があえてそうしたのだろう)、凝固した血液を利用して壁を登るしかない。
こういった場合、大抵はよく分からん組織や企業が黒幕なのだが、そんな情報は不要。
そんなわけで、ショートフィルムにぴったりの題材だろう。
ラストは非情な結末だったが、ハッピーエンドになっていたら逆につまらなくなってしまうだろう。