takumi

2012のtakumiのレビュー・感想・評価

2012(2009年製作の映画)
3.8
太陽活動の活発化により破滅的な地殻変動が起き、地球滅亡へのカウントダウンが始まるなか、リムジンドライバーの主人公は家族を唯一の希望である方舟に乗せるべく奔走する。

マヤ文明の2012年終末予言をハリウッドの破壊王ローランド・エメリッヒが映画化したパニック大作です。

ド迫力の地球破壊映像、とにかくスゴイです。大地震に大津波、火山噴火と、話の内容はともかく映像的にはローランド・エメリッヒ、ひいてはディザスタームービーの集大成と言えるんじゃないでしょうか。

一難去ってまた一難な展開になんせ映像が映像なので、まさしくジェットコースターに乗ってるような楽しさ。毎度繰り出されるハラハラドキドキの飛行機やら車でのすれすれ脱出劇は手に汗握ります。方舟のビジュアルがカッコいいし、電波野郎なウディ・ハレルソンもナイス。

主人公一味の運が良すぎ、車・飛行機操縦技術がありすぎというのは置いておいても、ご都合主義的に主人公家族以外のキャラが死んだり、あれだけの大災害を描いておいて最後の最後が歯車に引っかかったパイプを取るか取らないかのハラハラで終わるというのはいくらなんでも…という感じです。この手の映画にツッコミどころ満載なのはいつものことですが、デイ・アフター・トゥモローあたりと比べても多めな印象です。金持ちが生き残る皮肉っぷりは好きですが。

とはいえ、とにかくハラハラドキドキの展開と超絶天変地異映像は最高なので観てみて損はないと思います。ただし、できるだけ大画面で!
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