SHIN茶

事故物件 恐い間取りのSHIN茶のネタバレレビュー・内容・結末

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

あくまでも個人の感想ですので、悪しからず。
兎に角、むちゃくちゃ酷かった。
本作はポップ&ホラーとうたってはいるが、ホラーに恋愛をぶち込んで、ひとつまみのポップをふりかけました、みたいな…。
ホラー映画に恋愛要素をねじ込んだ為、内容の全く無い薄い映画になり、恋愛要素大好きな邦画の悪い部分がまた出た結果に…。

とある芸人が再起をかけて、事故物件に住み始めると次々と恐怖が…。というシンプルなストーリーなのに、CGを使った恐怖演出、また大きな音で脅かしにかかるという愚の骨頂な演出の数々。それが緩急を考えた効果的なものならまだしも、無駄に多用してくるからたちが悪い。
更には、主人公が恐怖映像の為に次々と事故物件を転々としてしまうために、オムニバス的な恐怖となってしまい、恐怖に一貫性がない。そこで、一貫性を持たせるため、死神を用意しているのだが、そいつが恐怖の元凶でもなければ、何故主人公について回るのかが分からない。ただ一貫性を持たせたいがために出したに過ぎず、それだけの存在意義しかない。極め付けはラストの死神との除霊バトル。これが寒けがする程につまらない。
しかも結局、除霊できてないし!中田秀夫監督には本当にがっかりしました。
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