アギゴン

息子の面影のアギゴンのレビュー・感想・評価

息子の面影(2020年製作の映画)
4.0
貧しいメキシコの村に暮らし、貧困生活から抜け出すために、仕事と夢を求めて友人と2人でアメリカに向かった一人息子が、消息を絶ってしまった。捜索する中で、息子の友人の遺体を確認。マグダレーナは息子が生きている事を信じ、息子を探す旅に出る。
彼女が最後に辿り着いた真実とは…。

この作品は予告でも気になっていたし、フォロワーさんレビューで更に気になり鑑賞しました。

仕事や自由を求めて、国境を越える事がいかに危険で、命懸けなことなのかと驚きました。「族」に襲われるかもしれない…それでもアメリカに渡りたいと言う彼らの思いからして、相当貧困で劣悪な国であることを物語っていました。

もし、私だったらどうするだろう……。想像がまずつかない。つくわけが無いですよね。平和な日本に住んでいるのだもの…。
でも息子が消息を立ったらやっぱりそれは探しまくるけど、たった1人で、不確かな情報だけを頼りに
危険地域に行けるだろうか。
映画を観ていてずっと緊張感に包まれていました。
そして驚愕のラストに、何とも言えない後味の悪さを感じました。
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