#twcn
アリソン・ブリーの演技素晴らしい。可愛いし、マジにやばい。
大好きなジェフ・バエナ監督&オーブリー・プラザカップルの製作で、主演がアリソン・ブリーだとう?!
マーケティングがピンポインツ!
雑貨屋さん(手芸品やオフィス用品を扱う)でパタンナーなどもこなすアリソン・ブリー(LA外に出れなくても、デイヴと2人で超楽しそう)。
同僚のモリー・シャノンとは仲良しで誕生日のお祝いなどもしてくれる。
仕事が終われば昔通った乗馬クラブに車を走らせ、自分の相馬に乗る少女のレッスンを見ながらアドバイスをしたりする普通のうざい人。
同じ誕生日のウィローという馬に固執している。
夜は大好きなドラマ「煉獄」を見ながらアンクレットを編む、と言う地味な生活。彼女は夢遊病も患っている。
ルームメイトに誰か紹介しようか?と言われても興味なさげ。
休みの日は母の墓を訪ねたり、ズンバ教室に出かけたり、乗馬教室に顔を出したり、好奇心がないわけではないが、少し内気で「一緒に飲みに行こう」などの一言が言えない。
自分の誕生日にも同じように「煉獄」」を見ている彼女を見かねて、ルームメイトは彼氏のルームメイト、マシュー・グレイ・ギャブラーを誘って4人で即席パーティー。
この彼をアリソン・ブリーに紹介するためだ。
楽しいお喋りとお酒と葉っぱで楽しんだ彼女だが、しこたま吐いてリビングでクッションに埋もれて寝ていた。
そして壁に引っ掻き傷ができていたが記憶にない。
ギャブラーくんには電話番号を聞かれる。
いい兆候だ。
ある日、彼女の車が駐車場から消えていた。盗難と思い警察に通報したが、街中でレッカーされた、と連絡が入る。
彼女はまた寝ている間に自分がどこかに運転し、そのまま置いてきたようだ。
他にも不可解なことが起こる。
夢に見る寝転がったままの男性、いないはずのルームメイトと彼氏が争う声が聞こえたり。そしてまた夢遊病。
そこで彼女は睡眠中の時間の喪失について考える。
アリソン・ブリーの思考の飛躍はすごく、医者にバカにされたり、同僚や彼氏に理解を得られないが、いきなり「私は祖母のクローンなの」と嬉々と語り出し、ファーストデートでオカンの墓に連れて行くとか、最初から飛ばしすぎてギャブラーとも付き合えないかもw
しかもアリソンが全部悪いんだよなー。
エイリアンに襲われる!と自分の考えや夢に固執しすぎて、心配する友達の声には一切耳を貸そうともせず「操られている!」と敵対視。もう周りはついてけない。
親切なルームメイトも、職場の友達も、彼女の言動にもうお手上げ。
(でもデイヴは一緒にいてくれるはず★)
実は母は自殺し、祖母は精神病院で亡くなっていた。
夢の中では自由に病院を抜け出し、顔の違うルームメイトに怯え、愛馬のウィローに会いに行ける。
ギャブラーくんも愛してくれる幸せな世界線。
もう言っちゃうと「地球を守れ!」のシン・ハギュン状態なので、施設へ直行。
こうなってっくると、バエナ監督感ハンパねー!
ある人物との遭遇で自分は間違っていない、と決めた彼女にもう怖いものはない。
クローンだから。
オリジナルの服に身を包み、オリジナルと同じ髪型とメイクで歩み始める。
もちろんウィロビーとそして・・・。
バエナ監督作品にしては下品もなく、静かな狂気に挑戦した、一見普通の「映画」にも見える作品でした。
アリソン・ブリーがおかしくなるまでが段々すぎてもうちょっと短くまとめるか、ゴア描写入れて欲しかったなあ。
だっていつもだったらださっと落として、無残に死ぬとこ見せてくれるでしょ?
質は悪くない。
新
日本語字幕:藤井 幸子