このレビューはネタバレを含みます
なんかアントマン辺りから映像がスターウォーズっぽくなったと思う。
出トムヒの婚約者のあの人が出て来て、めっちゃ生き生きした苦悩のヴィランやっててすごいなーと思った。アメリカではああいう感じでも「謎の美人」ってティーンが思うのね。（そう思う余裕があるカマラすごい。）
タンクトップであんなかっこいいブリー・ラーソン最高では…？ヒーロー衣装ってよっぽどスタイル良くないと似合わないと思うんだけど、キャプテンマーベルのかっこよさは彼女のかったるそうだけど正義感のある雰囲気とか、体型が物語る百戦錬磨ぶりだよなぁと。
スクラルの移民居住地が襲撃されて、「逃げて」って言われても「逃げる場所がない」っていう長とか、アメリカでは移民系であるカマラが船に乗せきれない人たちを救いたいと叫んだ時にキャプテンマーベル が「救える人を救わないと」って全員を救わなかったところとか、結構エグいなと思った。ハラが酷くなったのも、キャプテンマーベルがよかれと思って介入したせいだったりして、なんかこれまでの人類が歴史的に犯して来た罪のてんこ盛りのような…。
避難場所を提供する友達として、ヴァルキリー出て来たの嬉しかった。ほんと、次は二人で楽しい再会をしてほしいな。
ネコ（ネコじゃない）が宇宙船の人たちを飲み込む場面でミュージカル「キャッツ」の「メモリー」流すセンス超好き。実はめっちゃピンチを救ってくれてるはずなのに悲鳴上がりまくってるし、なんかもうシュールすぎて笑っちゃった。
キャプテンマーベルが結婚した相手が突然のイケメンでヒェっとなった。あの歌わないと会話できない星っていう設定はコミカルで面白かった。あの後、あの星はどうなったんだろう…。
最初はカマラの冒険に反対してた家族、特にお母さんが「大事な役割に選ばれたなら行くべき」と背中を押してくれた場面はグッときた。
別にこの映画普通に面白かったから、興行成績が悪いのって普通にプロモーションが上手く行かなかったせいじゃない？と思った。（私はしばらく本作がD+配信作品だと思ってたくらい、周りに盛り上がりを感じなかった。）
ただ、確かにD+入ってない勢である私からすると、置いてけぼりまではいかなくとも「よくわからんがそういうことがあったのね！」っていう、エモさが伝わらないところはあった。
そして、今後子どもヒーローにシフトして行くなら、ますますMCUはNot for Meなコンテンツになっちゃうなぁ…と残念に思った。
