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春を告げる町のmingoのレビュー・感想・評価

春を告げる町(2019年製作の映画)
3.5
緊急事態宣言前に劇場で観た最後の映画。
鑑賞中ずっと「なんで?」が反芻。うまく消化出来ないまま時間だけが経過。
福島県双葉郡広野町の、仮設住宅から戻った高齢者、復興を題材にした演劇に取り組む高校生、原発作業に従事する労働者、稲を作る農家、祭りを再開させようとする人々。それぞれの在り方、生き方が画面に収められ、生きる人々の力を痛感。そういう日々の営み、コミュニケーションの積み重ねの中から「復興のカタチ」はいづるのだろう。






以下モヤモヤしてた時の自分の為の忘備録

住んでいる人が困難の為に精一杯もがくのは当たり前で、老衰し人が居なくなるのもまたときの流れであって、映画制作者はずるいなあ、映画作りにおける意図が見え隠れしすぎなように思う。今この瞬間じぶんに出来ることをするしかないんだよ。言いたいことを劇作りしながら見つけようは子供であれ大人であれわからないことを探るのは当たり前で、わからないなりの答えがあってこそだとは思うけどずるい表現だ。単純にこの映画が評価されるのが肯定できない気持ちがある。ピロピロ音楽とドローン撮影も気に食わないし、映画で魅せるなんておこがましいとさえ思ってしまった。汚れているのは己か。同調圧力もSNS時代も正直しんどい
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