Norisuke

必殺! 恐竜神父のNorisukeのレビュー・感想・評価

必殺! 恐竜神父(2018年製作の映画)
2.8
敬虔な牧師ダグは自動車の爆発事故で両親を失い、傷心の旅で中国を訪れる。そこで忍者に追われる謎の女性から牙の化石を受け取るが、その牙は人間を恐竜に変身させる力を秘めていた。強大な力を得たダグは娼婦キャロルと協力し街のために悪人退治を始めることとなる。彼らは悪党たちとの戦いの末にチャイニーズ・ニンジャ軍団が全ての黒幕だと知る事になるが…な話。

Xで衝撃的な映像を紹介したポストを観て思わず再生。恐竜、ニンジャ、中国人、敬虔な神父…という、アメリカ人の好きそうなモノゴトをとにかく集めて錬成してみました!的なごった煮感が素晴らしいZ級お馬鹿映画。
何故中国人娘から恐竜の牙の化石を受け取るのか、娼婦の癖にやたらとアクションが激しいヒロインは本当に医大生なのか、チャイニーズニンジャという怪し過ぎる団体は何故キリスト教を広めようとしているのか、アジトの垂れ幕は中国語ではなく日本語で何故書かれているのか、ハリボテ恐竜はどこで購入したのか…等々、ツッコミが追いつかない。
ただ、編集が悪いのか70分なのにとにかく長く感じる。そろそろ中盤かな?と思っていたら3分の1だったのには驚かされた。物語の牽引力となる恐竜変身もあまり多用出来ないから仕方ないとはいえ、各人のドラマを描き過ぎか。
Z級映画にありがちな安易なグロやゴアシーンはちょっとありなので注意。
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