「父さんも僕を物だと思ってる」
インド麻薬王の息子がバングラデシュ麻薬王に誘拐された。闇の仕事を請け負うタイラーが奪還する。無事に送り届けられるか？
砂塵舞うエスニックな風景での超絶アクション。Netflixオリジナルなので殆どの人がテレビ視聴になるのは勿体ない。とにかく人に付いたり離れたりするカメラワークは起こってる事の迫力を最大限伝える。ライド系アトラクションみたい。
金持ちの子の価値とスラムの子の命の安さの対比や、それでいてどちらも物扱いされる酷さを見せてくる。そんな南アジアの現状。
主演クリス・ヘムズワース。強い。マイティ・ソーだからね。ハイスピードでタフなアクションはMCUとはまた違ってゴツゴツしてる。タイラーのエージェントの女性役、ゴルシフテ・ファラハニはイランの人らしい。印象的で要注目。
救出は早々に達成して、本番の帰るお仕事からが中盤。やることはシンプルだけど、周囲の状況変化の伝え方が脚本の妙か。ただのアクションじゃないね。ラストシーは…希望。
映画館の大スクリーンで見たかったな、っていう作品。
