2020年公開
Netflixオリジナル映画
クリス・ヘムワーズ主演
「マイティ・ソー」のクリヘムが今回は傭兵役。
インド、ムンバイの麻薬王の息子が、バングラディッシュの麻薬王に誘拐される。
身代金は10億円
ムンバイの麻薬王は服役中で、自宅と息子の警備を任されている右腕のサジュが誘拐の責任を取って息子を無事に取り返さねばならない。
麻薬王の財産は、逮捕時に凍結されている。
身代金を払うにしても、救出のために軍隊を雇うにしても資金はサジュが出さなければならない。
凄腕の傭兵チームを率いるタイラーは高額だが仕事をやり遂げることで有名。
サジュは一回目の支払いをしてタイラーに息子を敵のアジトから脱出させて、出て来た所でタイラーを殺して息子を確保する計画を実行するが…。
全体の感想は「面白かった。」
ついこの前までは麻薬王と言えば、メキシコの麻薬カルテルが出てきたのに、時代はインドとバンラディッシュがメインに。
ハリポタもスピルバーグ監督もハリウッドも映画配信会社も今やインドが最大のパトロン。
クリヘム以外みんなインド系の人々。
バングラデシュのカオスな街中。
この映画、全体的には面白かったんだけど…。
主人公のタイラー・レイクが
「金が必要だ!仕事を受ける!」と麻薬王の息子抽出作戦を受けるのに、途中から「金じゃないんだ!」みたいな話になり、見ている方は「え?」😳🙄
そもそもバングラデシュの麻薬王は、なぜムンバイの麻薬王の息子を誘拐して身代金を要求したのか??????🤔
お金のためじゃないよね、だって麻薬王なんだし。
刑務所に服役中のムンバイの麻薬王に恥をかかせるため??でも出所してきたら戦争になるよね??????
ムンバイの麻薬王が服役中にムンバイの麻薬ルートを掌握したかったのかな?🤔
だったら息子誘拐の取引は身代金じゃなくて、麻薬のルートだよね????
そもそも、麻薬王の息子の身代金が10億って2020年の現在安いでしょ!?
(麻薬の1回の取引の何分の一価格なの!?)
貨幣価値の低いバングラデシュ価格なのかな??
(メキシコの麻薬カルテルの誘拐の身代金は数十億円なのに。)
細かいところ(細かいところなのか??)は突っ込みどころ満載の脚本。
私が1番恐怖に感じたシーンは、バングラディッシュの下水道に逃げ込みそこで待機したシーン。
いやいやいやいやムリムリムリムリ!!!!!!
😱😱😱😱😱
そして最後にクリヘムが川に身を投げたシーン。
バングラデシュの川はあんなにキレイじゃな〜〜〜い!!!!!!!!!!!
😱😱😱😱😱
数年前ネパールに行った時
ネパールの街には神々の名前が付いた大きな川が4本流れているが、その川の全て見渡す限り色とりどりのレジ袋に詰められたゴミが所狭しと投げ込まれ、水面は見えなかった。
「全ての物は神々に返しま〜す」とガイドさんはってたけど。
凄く遠くから見たら、川面一面ピンクやブルー白色に染められ「お祭りのために川面に花でも浮かべてるのかな?」と思ったら全部ゴミで近付くと悪臭が…。
川の上の立派な鉄筋の橋を渡る時も車の窓を締め切っても腐臭が染み込んで来た思い出💀
バングラデシュも似たり寄ったりなんだから、あんなはずない!!
でも映画だし、フィクションだし。
⚠️ネタバレ👇⚠️
警察と軍隊を総動員されて追われたのに、最後はあっさりヘリで脱出。
「仮に誘拐された息子が無事に家に帰れても、父親は服役中なんだから、息子の命は狙われ続ける!」と言われてた割に帰宅後8ヶ月も普通に学校行ってるし(バングラデシュの麻薬王はトイレで始末されてたけど…)
そして川に落ちたクリヘムは死んでないようでしたね、最後のシーン…
第2弾が出来る伏線張りまくりでしたね。
タイラーの相棒、唯一の女性傭兵をゴルシフテ・ファラハニが演じているが、髪型のせいか長谷川潤に見えて仕方なかった(長谷川潤のファンです)
神様になったり傭兵になったりするクリヘム。
脚本に突っ込み所満載でも、彼の逞しい肉体と格闘と演技で最後まで楽しめた。
最強の傭兵や殺し屋やスパイが「子供」にトラウマがある、という伏線あっちこっちで使い回されているのがなんだか…(ジェイソン・ボーンしかり、ウルトラ・バイオレットしかり…)
フィクションなんだから子供出さなければいいんじゃないかな?と思うけど、主人公に人間味と良心がある所をアピールするためには必要なのかな…🤔
Twitterに「タイラー・レイク」の動画が流れてきたので観てみた映画。
物凄く大掛かりな映画だったな…。
なのに見た後何も残らない所がNetflixオリジナルによくあるパターンのように思う。
「ジェイソン・ボーン」や「ランボー」好きな人は楽しめる映画