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街の灯のろのレビュー・感想・評価

街の灯(1931年製作の映画)
4.6
「明日が来れば鳥も歌います。
悲観せずに立ち上がりなさい」

今年鑑賞した映画100本目は今作『街の灯』!本当に素敵な世界観で終始笑顔になれる物語でした♪


チャップリン演じる浮浪者の男。彼はある日 街で見かけた盲目の花売り娘に恋をする。彼女のために金持ちを演じるのだが...。

セリフがないのに効果音と表情、身振り手振りでこんなにも楽しめるんだ!と驚きの連続。

特に好きな場面が2つ。
まず、花売りの少女を訪ねるところ。
買ってきた鳥を自分で捕ってきたんだと自慢げに語る(ウソをつく)チャップリンが可愛い( *´艸`)
それから、彼女に新聞を読んで聞かせるんです。それも「盲目の手術が成功した」というニュース。
「目が見えるようになったらやっとあなたに会えるわ!」と喜ぶ彼女。一方、「う~ん、それはちょっと困るかな(ボクが金持ちじゃないのがバレちゃう...)」と苦笑いするチャップリン。そんな とほほ顔も観ていてほのぼのします(*´ω`*)

それからボクシングの場面。
仕事をクビになったチャップリンは「楽して金を稼ぎたくないか?」という言葉につられてボクシングの試合で戦うことに。ゴングが鳴って、いざ!と思いきや。審判とボクサー2人の動きがシンクロ(笑)審判を挟んで追いかけっこしたり、試合に巻き込まれた審判が殴られたり(笑)絶妙なリズムを刻みながらグルグル回る3人がたまりません!(*ノωノ)


チャップリンが刑務所から出て、少女と再会するシーン。
ボク、金持ちを装っていたけれど、本当は貧しいんだ。やっと会えたね。恥ずかしそうに微笑むチャップリンがとても印象的でした(*^^*)

「あなたでしたのね」
「見えるようになった?」
「ええ、見えますわ」
ろ