このレビューはネタバレを含みます
原題：The Mitchells vs. the Machines
公開：2020年
鑑賞：Netflix（吹替）
この猫はパンですか女ですか
それともタニシですか
この女はパンですかタニシですか
この女はパンですかそれとも猫ですか
この猫はパンですか女ですか
この女はパンですか猫ですかそれともタニシですか
猫かと思ってよく見りゃパン しかも1斤1斤 1斤1斤
猫かと思ってよく見りゃパン しかも1斤1斤 1斤1斤
はい、ケテルビー輪唱終わり。
では、こっから、あらためて。
大傑作『スパイダーマン：スパイダーバース』スタッフ集合！海外でも大好評！の触れ込みに誘われつつ惑わされないように視聴。
父リック、母リンダ、姉ケイティ、弟アーロン、パグ犬モンチのドタバタ旅行。米国CG版『クレヨンしんちゃん』と評する方が多いらしい。しかし人気作『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』も感情を揺さぶられず観終えた私なので親和性はどうかな。
苦手なデフォルメキャラ、ギャグの多くは勢いと天丼、物語も特に意外性はないが、ちょこちょこ笑えて、ちょっぴりうるうる。
アニメーション技術とセンスは遥か高みに達している。こういうハイテンション＆ドラッギー映像作品は字幕を追うのが難しいから吹替で正解。台詞の応酬が楽しかった。
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▼ ▼ ▼ ネタバレあり ▼ ▼ ▼
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反乱AIロボット達が
パグ犬モンチを犬か豚か食パンか判別できず
オーバーフローするネタの繰り返ししつこいんだけど
「犬？豚？食パン？」
「犬犬豚犬豚豚犬豚食パン？」
「犬ですか豚ですか食パンですか」
昔昔のオ仕事で
顧客を悦ばせようとしたくせに台詞に詰まり
「お前は！犬か豚のどっちかだよ！犬か豚の！」
と云ったら、きょとんとしてた顧客の顔に吹き出したのを想い出す。
だから犬か豚か悩む反乱AIロボットに共感して泣けるのは私くらいだ。きっと、たぶん。
それと幼い頃、
父母私弟で家族ドライブ中に暴漢共に車を襲撃され
いつも防弾防刃ベストを着用している父だけ無傷で
逃げる暴漢共をそのまま追いかけて消えたあの街角。
私達は割れたガラスに●まみれで車内に取り残され、
通行人に救急車と警察を呼んでもらい母弟が即入院。
そんな「たった一度の家族旅行」を想い出して泣けるのは私くらいだ。きっと、たぶん。
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…というわけで
泣ける映画です。
おすすめします。
