ぴよまろ

ミッチェル家とマシンの反乱のぴよまろのレビュー・感想・評価

4.2
変わり者がゆえに周囲と馴染めない、変わり者の一家が、世界を支配しようとするマシンの反乱に立ち向かう中で、家族の絆を結ぶまでの物語。

物語的には王道的ではありますが、スピーディな展開とポップな演出、そしてキレッキレの笑いが楽しい作品でした。カットするところと時間をかけるところのコントラストが気持ちいいです。父リックのセリフはどれも爆笑でした。(「これがペットボトルだ。後は分かるな?」)

主人公ケイティのキャラクターが、ただのオタク的な描き方ではなく、映像作りへの情熱を持った姿や思春期っぽい家族(特に父親への)へのぎこちない接し方に焦点が当てられていたのがよかったです。加えて、これから大学生活を共にするであろう「真の仲間」にもすでに受け入れられていて、最初から未来が開かれているというのも新鮮でした。

最高にテンポよく、キレッキレなコメディ、そして家族の絆というテーマはきちんと描く、最高に笑って最後には締めてくれる、素敵なコメディ作品でした。


犬?豚?食パン?
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