攻めの姿勢ってのはこういうのを指すんだよ！焦げ臭いニオイがプンプンするし心はザワザワしっぱなし💮
『割と現代のネイティブアメリカン視点で描いた真面目ゾンビ』の時点で珍しいんですが、加えて『インディアンの血統はゾンビ菌に抗体を持ってるらしく噛まれても平気』という設定にパチパチはぜる音が聞こえてきそう。
つまり、彼等にとって侵略者である白人をぶっ殺しまくる理由にパンデミックを持ち出してるんです。だってゾンビなんだもん仕方ないよねオラオラ
先住民達は「居留区」と言う名目の元に生活し辛い土地に追いやられてきた実際の歴史がありますが、パンデミック後はその居留区こそが安全エリアとなる🚧過去ずっと彼等をないがしろにしてきた白人達が居留区に押しかけてきてミンチにされる構図になるわけで…笑えるラインを完全に踏み超えてて震えが止まりません
主人公たち（先住民）が彼等の原語で会話していても白人には聴き取れず「英語で喋れよ！」と喰ってかかる皮肉はまだかわいいもんで、キリスト教（ヨーロッパ人の持ち込んだ宗教）の教会に白人を集めてガソリンを撒くなんてもう作り手自身の火だるま炎上案件っすよ🔥
ゴアの方は最上クラス。
転がってる死体はどれも原型をとどめておらず、ついでに活動中のゾンビも大体どっかしら欠損している。上半身だけになって繋がった腸でぶら下がりながらジタバタするゾンビって見た事ないですよ✨ち○こ喰ってるやつは出てくるし感染した母親が出産したばかりの自分の赤ちゃんを貪ってるシーンには戦慄した。もう毒くらわば皿までですね。
間欠泉みたいに断続的に噴き出す血量もバブル景気で気持ちいい！
私にとって真面目ゾンビのハードルは「ゾンビが生者と死者をどう判別しているか」なんですが、そこは完全にアウトでぼんやり誤魔化しちゃってます。淡々としてるしストーリー自体もあまり盛り上がらず二番煎じの寄せ集めって感じ😪先住民の逆襲ネタとゴアで力尽きたんか？
でも「敢えて」と捉える事も出来る
立場が違うだけで、みんなこれまで似た様な御都合映画をさんざっぱら作ってきたわけですよ。そこにハッと気付ける分かりやすさにもなっており、「白人だけ感染とかクソ設定ふざけんな！」と怒ろうにもふにゃふにゃ拳を下げざるを得ないシールドとして陳腐な話にしたんじゃないか🤔なんて穿ってみるとよりワクワクできるのでした…
そういや「ワイルド・オブザ・デッド」「サベージ・キラー」もゾンビ✖︎先住民ネタでしたっけ
