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れいこいるかのmingoのレビュー・感想・評価

れいこいるか(2019年製作の映画)
4.2
泣き散らかした…2020年ベストやろ。
いまおかしんじと城定秀夫はピンクじゃなくても商業撮らせたら商業映画監督より遥かに段違い邦画を作ってくると言い切れる信頼具合…前作同様アーメンソーメン冷ソーメンが嬉しい。

2021.1.30トークメモ
(ポレポレの上映の後ではないけど)いまこさんに150万あるので映画できませんか?とはじまった。震災後に書いた本をもとに作ろうと始動した。映画芸術でベストテン1位、15年前のピンク映画大賞をとって以来。鷹取の教会で子供たちの在日のベトナムとかの学童してるところで村上さんがワークショップやりたくて神戸に行って小学生と2.3日で映画を撮るっていうのを10年前にやってて、それ以来ロケするにあたって協力してくださいとお願いした。ワークショップのときの子供がラストの水族館の「れいこ」本人は嫌だと言ってたが君が出ないと意味ないと口説き落とした。振り返った時のあの顔が素晴らしい。うすーい変な繋がりがあって映画て出来てるんだなあと。
・ラスト目が見えるようになってたのはなぜか?=小説の世界か?
原因不明だったので、5年経ってるので突然みえるようになっちゃった。
・時間軸わかりづらい?=
脚本佐藤稔は時間経過のことばを頑なに入れないを選択した。95年の震災もそんなにちゃんと意味付けてはいない。フィクションとしても成立する。脚本家の想いをやってみよう、わかりやすいことをそこまで求められているのか?というのはある。
・いまおか組が今回は出ていなくて関西の俳優だけでやったのは?=連れていけないていうのはあった、さとうひろしと西山さんだけは連れて行ければなあ。ひろしは一番安いバスで来てもらった。最初はイチコを誰にするかが問題だった。シネヌーヴォとか元町に張り紙はって募集した。武田さんは関西で演劇やっててぜひおすすめしたいと西山さんに言われて京都の立ち飲み屋で会った。はじめて会ったのに朝まで飲んでて帰らない。映画も出たことないけどなんかいけるかもしれないというのがあった。脚本の佐藤稔がずっと武田さんしか居ないと言っていた。タスケ役もなかなか決まらず、川谷さんは20年前に一回仕事してて今は介護で京都に住んでて知ってるし年齢も合うしで川谷さんにお願いした。他はみんなはじめて起用した。
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