事実が歪められていくような、存在が揺らぐような、誰かに監視されているような、日常がままならないものになっていく。
これが色とりどりの世界であって良いはずがない。ちゃんとモノクロだったよ。
動画なんてホントにあったかも定かではなくなる。まったく同じ見た目の別人だったかも知れない。何が本当か分からなくなる。
でも、この不安定さだけはリアルの感覚。
人1人の存在感、そんなものはたった１つの事象で曖昧なものになる。
顔さえ違えば、身分さえ変われば、別人か。人をその人たらしめるものっていったい何だっただろう。
それはホントに些細なことで、例えばタバコを吸う習慣なんかでも良いのかも知れないけど。
鏡を見て、私は誰だってなる感覚ある。
なんかめちゃくちゃ哲学した気分になる。
