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マグノリアのkのレビュー・感想・評価

マグノリア(1999年製作の映画)
3.7
浅いような深いような…...。

三時間もの長編、正直疲れました。でも、群像劇だったので割と楽しく見れたと思います。群像劇の面白みは、徐々に登場人物たちの関係が繋がっていくところにあります。今作の場合、それがある意味で無視され、完全に繋がることのないまま終わりを迎えます。

ラスト20分はただ呆然として映像を見て、挙句笑ってしまっていた自分がいるのでさえ気付かず、ひたすら呆気にとられていました。なんというか、本当に呆気にとられるとはこういうことなんでしょうね。ラストのそれを一つの契機として、人間の人生が良くも悪くも進路を変えるというのは深いようで、投げやりなような浅い考えでもあるように感じます。
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