長いよーいつ盛り上がるんだよー😪と思いながら観てましたけど終わってみれば変な満足感が残った。観賞中よりも観賞後、現実に侵食してくる嫌な恐さがあって面白かったです
★子供をさらって食う悪霊ババァに襲われるモンスターパニック
★お隣さんがなんかおかしいぞ？と双眼鏡を覗く隣人モノ
★知人？それとも肉体を乗っ取られてる？なボディスナッチャー
★田舎で過ごした少年のひと夏の王道ジュブナイル
…って感じで既存の作品のイイトコ取りをしたツギハギホラーな印象はあるんですけど、後で思い返してみるとそれぞれにちゃんと意味があった事が分かってくるタイプの映画。ひとつでも欠けていたら成立しない話で唸らされました。作り手の頭ん中に想いを馳せたり妄想したり…2日ぐらいはニヤニヤしながら楽しめる事ウケアイ
このババァの能力が面白いんです💮
「人間の記憶を消す」「人間（女限定）になりすます」というダブルチート魔法で、子供が居なくなった親が騒ぎ出すのを事前に阻止できる…というもの。警察が出動してきても耳元で囁けば傀儡化できてしまいます。ダテに1000年隠れてきたわけじゃない
あと…劇中にこの能力を利用した仕掛けが施されており観客をも騙しにかかります。私はまんまとやられましたよ💢
撮影は、隣人モノ要素のお陰で遠ショットが多く緊張感あります。また、その遠い画ヅラを使ったJホラー的そこにおったんかい演出がとても上手。ジャンスケも控えめで好印象。「人間の内側から登場」という映えるグロシーンにも大喜びです👏
致命的なテンポの悪さ、陽キャ集団いらなくない？とか塩の効果がブレてたりなど粗は気になりましたが観て損はしないと思います
