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殻を破るのtetsuのレビュー・感想・評価

殻を破る(2020年製作の映画)
4.1
ディズニー+で鑑賞。

自身のセクシュアリティを秘密にしているゲイの男性。
ある日、突然、家にやって来た両親に驚く彼は、なんと、犬と入れ替わってしまい……。

近年、なぜか、映画館の同時上映からネット配信へ移行してしまったピクサー若手作家による新作短編映画。

『スパークス 奇跡の瞬間(原題:SparkShorts)』と題された作品群のうちのひとつ。

ピクサー作品では、初めて同性愛カップルをメインに捉えた作品。

他のピクサー短編とは異なり、カラフルな油絵のようなアニメ表現が特徴的だった。

LGBTQのイメージカラーともいえる"虹"から現れる謎の犬と猫(の神様?)など、不思議な描写もあったものの、丸く収まるラストも含め、満足度の高い一作だった。

宗教や男性優位な社会、そして、本作で描かれたLGBTQなど、近年の短編作品群は、とても社会派で興味深く、子供は、どのように観ているのかも気になった。
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