DVDで鑑賞。
こちらもtwitterのTLで話題になっていた作品。
富裕層のマリアンの結婚式。
メキシコでは暴動が各地で起こっており、テロ行為も横行。
マリアンの自宅付近でも怪しい予兆が。
そんな中、マリアン宅で使用人として働いていたロランドが、妻の病院費用を借りにやってくる。
マリアンの母は、金を少しばかり工面してあげるが、全く足らず。
粘るロランドはマリアンを見かけると声をかけた。
マリアンはとても常識人。ロランドを追い返そうとする兄をみて、自分でお金を工面してあげようとするも、祝儀の入った金庫を開けられず。
戻ってみると、ロランドは帰った後。使用人のクリスチャンとともにロランドの家に向かった。
そしたら、マリアン宅は暴徒に襲われ大変なことに。その手引をした一人はこき使われていた使用人だった。
このあたりから胸糞。
ロランドを助けなかったマリアンの母親は、金庫を開けた途端、銃殺。
クローゼットに隠れていた兄の妻も射殺。身重だったのに…
マリアンの父親は撃たれるも、一命を取り留めた。
マリアンもクリスチャン宅に居たのだが、軍に家まで送ると連れていかれるのだが…
何故か時計やアクセサリを外して寄越せと言われる。
軍に助けてもらったはずなのに、その軍も胸糞。金持ちをさらって家族から身代金を巻き上げる。
そしてレイプ。
要求している身代金と比べて、自分たちの取り分がかなり少ないと思った2人の軍人。クリスチャンの家に向かい、マリアンを開放したければ、金を払えと脅す。
クリスチャンと母親は、マリアンの兄、そして父親からその金を受け取り、軍人に渡すも、明日はもっと寄越せというどこぞの不良のカツアゲか？というね。
翌日クリスチャンは素直にマリアンの兄にそう伝えると、警察にクリスチャンが誘拐犯だと通報される…
警察が軍人から金を巻き上げ、順番に銃殺…
警察はマリアンを助けて、家に戻すと思いきや…
ラストは…うん。胸糞悪いね。
善人が誰も報われない…
勧善懲悪なストーリーではなく、ドキュメンタリーかと思うぐらいのリアルさを感じるものだった。
日本に生まれてよかったと思えたそんな作品だった。
もちろん将来同じことが日本で起きないとは断言できないのだが。
2023-008
