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平らな和のtetsuのレビュー・感想・評価

平らな和(2019年製作の映画)
3.8
いつの間にか登録されていたので、投稿。

不思議な町の人々と生きる引きこもり少女・ようこ。
彼女のユル~い日常に、追いつめられたヤクザが現れたことで、事態は思わぬ方向に……。

唯一無二の世界観が、最高に好みだった!

シュールブラックコメディだった前作『國の狗』と打って変わり、ゆるふわな展開で進んでいく序盤。

そのギャップに困惑していると、中盤からは思わぬ展開に。笑

ゆる~い世界観に、バイオレンス要素が混じりあっていくさまは、メジャー作品で言えば『ヒメアノ~ル』にも近いのかも。

自室の押し入れから、ひょこっと顔を出す謎の男、公園で手裏剣投げの練習をする忍者たちなど、個性豊かで愛らしいキャラクターが多く、なんなら、続編やスピンオフが観たい作品でもあった。

個人的に、監督には、この路線のユーモアセンスを残して、今後の作品を作ってほしい。

参考
『セーラー忍者かげちよ』予告編
https://youtu.be/pn_Pl-NYops 
(そんな監督の最新作がコチラ。本作から継承している部分も確認できるので、かなり期待しています。笑)
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