鑑賞日:2022年6月26日
パンフレット:880円
”家族”を形づくるモノ――!
正直なところ、そこまで”刺さらない”作品だったかなぁ…と。
決してつまらないとかではないので、ご安心を。
是枝ワールド全開の作品だったと思う。
どことなく「万引き家族」に似ているような、似ていないような…(苦笑)
キャスト陣は豪華でソン・ガンホにカン・ドンウォン、ペ・ドゥナと錚々たる面子。
みなさん良い演技をしていましたよ♪
映画は、大雨の中、サヨンが教会に設置されたベイビーボックスの前に赤ん坊を置いていくシーンから始まります。
その様子を車内から見張っていたスジンとイ。
イはサヨンを追跡し、スジンは赤ん坊をボックスの中に入れてあげる。
教会内では、サンヒョンが赤ん坊を取り上げ、ドンスは証拠となるカメラ映像を消去していた。
サンヒョンは自身が営むクリーニング店へと赤ん坊を連れて行き、違法な養子縁組をしようとしており…
サンヒョンとドンスの二人は赤ん坊の人身売買をするブローカーだった。
翌日、サヨンが教会に来て、置いていった赤ん坊のことを訊ねてくる。
サヨンが警察に連絡しようとしたところをドンスが止め、サンヒョンのもとへ。
サンヒョンは赤ん坊のウソンの養子縁組ことを話し、サヨンもそれに同行することに。
彼らを尾行するスジンとイは売買の現場を取り押さえようとしているのだった…。
前半は、サンヒョン、ドンス、サヨンと赤ん坊のウソンを連れての”旅行”という感じで、結構ほのぼのとしています♪
もちろんそこに人身売買のことも絡んでいるので、少しはシリアスなのだけど…。
中盤になると、サヨンがなぜ赤ん坊をボックスの前に置いたのか…その真相が判明します。
まさか、そういうことだったのー?と、かなりビックリ。
途中に差し込まれる”事件”がこう繋がってくるとはね!!
中盤以降は、まぁいろいろなことが起きてきて、、、
サヨン、ドンス、サンヒョンのバックボーンも語られたりと、かなり詰め込んできた印象。
そういう中でも、あまりブレないスジンがかなり印象的。
だけど、スジンも徐々に…って感じなのが、これまた印象的ではあるのだが。。
絡み合っていた糸が少しずつ解け始め、迎える結末…
うーん…そうなるしかないよね…と納得感あり。
ただ、”その後”が気になったよ。