【エディへの共感度でスコア分かれそう🏋️】
アイルランド映画、久しぶりに観た〜！お洒落！
🏋️オープニング
最初のシーンがまさにそれぞれの人生を象徴するかのような構図で凄くよかった。ヘッドホンで周りの声が聞こえないエディに、自分の足でしっかり歩くアンバー。そして交差する二人。最高のオープニングだな。
🏋️エディの性格
過剰に自分を守ろうとする性格（その結果、周囲を傷つけてしまう）は、観ていてそんなに心地よいものではなかった。けど自分のアイデンティティが確立しないまま思春期を迎え、ストレスフルな日常生活でメンタルがギリギリだったのかもしれない。だからちょっとしたことでも、負の感情が溢れちゃうんだろうな。そう思うことにした。あまりエディを嫌いになりたくないから。
🏋️時代背景
舞台は1995年。アイルランドで93年に同性愛が違法ではなくなってから数年後の話になる。それまでの同性愛者は『罪人』の扱いだったと思うと、価値観がアップデートされにくい田舎で同性愛者であることはさぞかし生きづらいだろうなと思った。なお、合法化の話は映画のなかでは特に触れられず、解説（映画紹介文？）を読んで知った。この情報を知ってるのと知らないのでは、だいぶ映画への解像度が変わると思う（なので映画の中で触れてほしかったなと思ったり）
🏋️キャッチコピー
本作のキャッチコピーが『男に恋するエディ、女性しか愛せないアンバー』で、女性''しか''とは何事だとプチ炎上していた本作（※その後、キャッチコピーが一部変更された）。ただ実際映画を観てみると、なるほどそういう意味だったのねと納得感はあったし、ぴったりなキャッチコピーだなとは思った。ただ映画を''見る前''の人たちに向けたプロモーションだから、プチ炎上がきっかけで特定の層の客足が遠のいてしまうならプロモーションとしては失敗になっちゃうというか。せっかくの秀逸なコピーだし、パンフレットのなかで使うなら良かったかもね。
後半に色々書いちゃうんだけど、エディのキャラクターがちょっと無理でこのスコアです🙏
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⚠️この先、ネタバレあります⚠️
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🏋️好きなキャラクター
あまり出番はないけど、担任の先生がめっちゃ良い人だった。エディから○○されたときに咄嗟に出た言葉が、同性であることよりも『生徒』という立場であったり、○○○に対して不誠なことをしていないという言質を取る内容だったりするので、こういうふうに人と向き合える人って素敵だなって思った。慌ててる様子がコメディぽくもあって、めっちゃ笑ったけど台詞を振り返ったときに、めちゃめちゃ良い人〜！！！て思った。
🏋️エディのダメなところ
アンバーに対して『もっと女のコらしくしてよ』とイチャモンつけるところから、なんだこいつ😮💨とは思ったけど、最後まで印象が変わることはなかった。自分の保身のために、同期を文字通り蹴り落とし、アンバーを罵倒し、都合よく手短なところで性欲を発散する。散々な振る舞いだったので全然エディのことを好きになれなかった。自分のくだらないプライド（ゲイと思われたくない）を守りたいからって、他人を傷つける理由にはならないのよ。ティーンエイジャーであることを差し引いても、あまりに幼稚な振る舞いだなと思ったし、よくみたら誰もエディに男らしさなんて求めてなかったのが一周回って滑稽だった。むしろ長男としての役割からは開放されているし、母親だって自衛隊入りを望んではいない。勝手に自分のコンプレックスを拗らせて''男らしさ''を求めたのは他でもない自分自身。そして良い年してアンバーに甘え、頼り、散々傷つけておいて『この先も一緒にいてほしい』と懇願するのは哀れすぎて見てられなかった。けど隣の人はむせび泣いてたから、どちらかというと自分が人間として終わってるのかもしれない😇
🏋️その他、いろいろ
・アンバーの髪型お洒落
・アンバーの喋り方ハキハキしてて好き
・学校の風紀が乱れすぎ😂
・家族にとって一番つらいことをパパがしてるじゃん…二言目には『パパが悲しむ』ってどの口が…。
・同性愛と宗教。信仰心と性自認。
・いやー…自衛隊には向いてないでしょ…
・母親譲りのスリムな体型
・パパが感情をあらわにするシーンは、男らしさからの開放につながるかと思った。違った。
・サセ子は母性のかたまりなんよ。
・卒業式でいつの間にか価値観がアップデートされている、げっ歯類の同級生。
・アンバーから振ったのにエディはどこまでもプライドが高くて心が弱い。観ててしんどい。
・アンバーがコツコツ貯めたものを丸々受け取る厚かましさ。せめて半分だろ…返せよちゃんと…。
・アンバー母娘の顔そっくり😳
うーーーん、エディのこと嫌いになりたくないけど、自分の振る舞いを棚に上げて被害者面してる人ちょっと苦手なのよねぇ…
