このレビューはネタバレを含みます
短く、でもしっかりまとまっていてよかった。
冴えない大学生の主人公と、病気がちな同期の女の子。深夜ラジオで繋がった2人が少しずつ近づいていくお話。
大学生の制作映画とのことで演技面に関しては粗が目立つし台詞回しがクサくてウッ…><となる場面はあるしありきたりなストーリーだけど、45分でテンポ良くまとまっていて鑑賞後の後味がいい。
同じラジオ聴いててラジオネームも知られてるのに、今日あった出来事をそのまま書いちゃう主人公と、自分の気持ちにワンクッション挟んで投稿する女の子の性格の違いも面白い。
最後は彼女と出会ったことでやりたいことを見つけられ、彼女の思いも背負って映像作家としての夢を叶え、思い出のリンダリンダで終わらせる。
最後は下手に語りで終わらせず、最初から通してきたラジオで締めるのも、短編映画だからこそ重要で魅せたい部分が絞られてて見やすかった。
