ピンク・ホラー・コメディ…てコトなのですケド、特に終盤のホラー面がかなりシュール（≒不可解・支離滅裂）なので、ピンク・（シュール・）ホラー・コメディと言った方が好いかも知れませんね。そのシュールなホラー展開を好しと観れるか、それとも意味分からん…となるか、でかなり評価は割れる作品なのかも知れません…が個人的には『世にも奇妙な…』のよーな感じでごく好意的には観れましたですね（オーラスの「終」のテロップの出方もソッチ方面に寄せてるよーにも見えて…）。
ただ、私が観たのが一般向け調整版だったから…なのかも知れませんが、ソレを差っ引いても確実にピンク映画としてはかなり手の込んでいる方の作品には見えましたですね。とにかくまずかなり凝っているよーに思える（美術系の）小物の数々といい、中盤の「エンヤートット」な濡れ場での画面分割とかもミョ～に頑張ってましたよね。そして、実質主人公の石川雄也のアルティメット自己中なクズっぷりは特に（演技面での）観る価値とゆーのを今作に付与してたな、とも思いますし（⇒とは言えひとつ、ピンク映画は基本的には女性が主人公であるべき…てのも確実に私のポリシー的なモノとしては在るのですケド）。プラス、ツバキ姐さんは相変わらず演技好かったですし、桜木優希音さんもかなりの美形＋美園和花ちゃんは超爆乳、と女優さんも粒揃いでした。結論、決して悪くはない作品だったかとは思ってますですね。
