
病室の父に寄り添う娘に子どもの頃の記憶がよみがえります。それは、死んだ小鳥を見つけたある日のこと。父は悲しむ娘を抱きしめてやれず、それ以来、誤解が二人を隔てる壁となっていました。病室の窓に小鳥がぶつかってくる、その瞬間までは―。
クマのぬいぐるみで描く、家族にしかわからない感覚。 不安定なママと2人で森に暮らす、クマのぬいぐるみ。たとえ傷つけられても、何度でも一緒に食事をし、腕の中に戻る。断片的に描かれるクマ…
>>続きを読む初老の男がひとりで暮らしている。家族も、訪ねてくる人もいない。時間が止まったような家の中で、男は日々を過ごしている。ある日、男は夢を見た。夢の中で、ゲタの音が聞こえた。自分はこの音を知って…
>>続きを読む中学生の楓は母を亡くしてから豆腐職人の父と喧嘩ばかり。ある朝、母とよく訪れた海へ向かう。青い海、波音が辛い事を連れ去り、空を見上げると母を感じる。母との思い出を父に伝える事で関係が変わり始…
>>続きを読む墨絵アニメーションが紡ぎだす城と茶室の精神世界。 戦国時代、多くの命が失われた。城の設計者は、武士が人間性を取り戻す場所として茶室の可能性を見出す。築城に付随する合理的設計と、合理性だけで…
>>続きを読む想いを寄せる男友達にチョコレートを渡せない柚希。こども向けの飴を我慢する悠斗。年頃の娘の誘いを真っ直ぐに受け取れない伸行。素直になれない彼らの小さなプライドは、くだらない意地によって絡み合…
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