Amazonプライムビデオにて鑑賞。2022/8/22現在独占配信中。
新型コロナでの公開延期を経て、2022年に劇場公開されたドラえもんレギュラーシリーズ劇場版が早くも、Amazonプライムビデオにて配信。
ドラえもんシリーズは大山のぶ代さん版から観ていて、テレビ版も水田わさびさん版になって時間変更になってもたまに観ますが、新体制になって劇場版シリーズは地上波で放送しても観ることはあまりなく映画館でも、「スタンドバイミードラえもん」は対象外として考えてみたら、子供のころ1回観たぐらいで、それから時は進み令和の現在、配信でやってくれると聞いて久々にじっくり拝見することが出来ました。
安定感抜群の面白さ。そして、さりげなく遠回しにメッセージ性が深い。
なんせ今回のサブタイトルが「のび太の宇宙小戦争2021」なもんだから、小さい世界の戦争の話なんだけども、戦争とはこういうもんなんだというさりげなくリアルなストーリーは奥深かったですねぇ。
普段テレビ版の不思議な普通の生活のお話しか観ていなかったから、「えっ！今、劇場版ってこうなってるの？」と新鮮味があってよかったです。
ゲストのキャスティングも良くて、今回のラスボス役となる声優を演じる香川照之さんはさすが重厚感ありましたねぇ。ある時は、銀行のあの常務、ある時はあのクラスのあの重要な人、またはある時は昆虫好きの人で金曜朝の顔。今やもうマルチなタレントですがやっぱ悪い人やらしたらピッタリなのは香川さんですわぁ。
レギュラーメンバーもテレビとは変わった面を見せてくれていて、一瞬なんだけどのび太がガチでへこむ顔のシーンはリアルだったけど決めてくれるとこは決めるし、スネ夫は本番に弱くなるし、ジャイアンは猪突猛進なところがいい。昔はただジャイアンがいい人というイメージだったのがこんなに個性的でいろいろ出てるんだと感心してしまいました。
そして、さりげなくサブキャラの出木杉君が今回いいポジションなんで本編をご注目していただきたい。
時代は進化していっても、その時代と同時に進化しているドラえもん劇場版シリーズはさすがアッパレと言わんばかりの1本でしたねぇ。
