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ペンギンが教えてくれたことのkazu1961のレビュー・感想・評価

3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-347
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋心が痛くなるけれど、とっても優しくて温かで、“愛”を描いたステキな作品です。事故で半身不随になった母親、なかなか前を向くことが出来なかったけど、夫婦の愛、家族の愛、そしてペンギンとの愛で前に向けるようになった姿を、そんな“愛”を通して繊細に描いています。

🖋ノンフィクション「ペンギンが教えてくれたこと ある一家を救った世界一愛情ぶかい鳥の話」を読んで感銘を受けたナオミ・ワッツによって映画化された作品。そして自ら半身不随になった母親役を演じています。その腹立たしくて苦しい現実、行き場のない怒り、そんな入り混じった感情が愛によって解きほぐされていく様を見事に演じています。

🖋ペンギンと呼ばれているのは、実はカササギフエガラス。末っ子がモノクロで似ているからといって名付けたのがペンギンでした。そんな本物のカササギフエガラスとの撮影はかなりの苦労があったようです。極力CGIは使わずヒナから成鳥まで合計7羽のカササギフエガラスが出演?したようです。

😢Story:(参考: Wikipedia)
サム・ブルームは旅行先のタイで事故に遭い、下半身不随となった。サムだけではなく、夫のキャメロンと3人の子供たちも過酷な現実をなかなか受け入れることができずにいた。それまでの慎ましくも幸福な生活にはもう戻れないかに見えた。そんなある日、怪我をした1羽のカササギフエガラスが迷い込んできた。体色の白と黒のバランスがペンギンに似ていたため、一家はそのフエガラスにペンギンと名付けた。当初、サムはペンギンを鬱陶しく思っていたが、傷ついた小鳥を放っておくこともできず、渋々世話をする日々が続いた。そうしているうちに、サムとペンギンの間に絆が芽生えていった。

🔸Database🔸
・邦題 :『ペンギンが教えてくれたこと』
・原題 :『Penguin Bloom』
・製作国 : オーストラリア・アメリカ
・初公開 : 2020
・日本公開 : Netflix配信
・上映時間 : 95分
・受賞 : ※※※
・監督 : グレンディン・イヴィン
・脚本 : ショーン・グラント
・原作 : キャメロン・ブルーム、ブラッドリー・トレヴァー・グリーヴ『ペンギンが教えてくれたこと ある一家を救った世界一愛情ぶかい鳥の話』
・撮影 : サム・チップリン
・音楽 : マーセロ・ザーヴォス
・出演 : ナオミ・ワッツ、アンドリュー・リンカーン、ジャッキー・ウィーヴァー、グリフィン・マーレイ=ジョンストン、レイチェル・ハウス、リアンナ・ウォルスマン、リサ・ヘンズリー、フェリックス・キャメロン、エイブ・クリフォード=バー

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
ノンフィクション「ペンギンが教えてくれたこと ある一家を救った世界一愛情ぶかい鳥の話」を原作に、事故で下半身不随となった女性とその家族が、1羽の鳥との出会いを通して希望を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。オーストラリアで暮らすサム・ブルームは、カメラマンの夫キャメロンや3人の息子たちに囲まれ満ち足りた人生を歩んでいた。しかし家族旅行で出かけたタイで転落事故に遭い、下半身不随となってしまう。つらい現実を受け入れられない彼女は心を閉ざし、自宅に引きこもる毎日を送る。そんなある日、怪我をしたカササギフエガラスのひなを子どもたちが見つけてくる。一家は白黒の体毛を持つそのひなに“ペンギン”と名付けて飼い始めるが……。ナオミ・ワッツが主演を務め、テレビシリーズ「ウォーキング・デッド」のアンドリュー・リンカーン、「アニマル・キングダム」のジャッキー・ウィーバーが共演。Netflixで2021年1月27日から配信。
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